虫歯進行を遅くする自然療法

虫歯の概要

虫歯進行を遅くする自然療法

私は現在、左上の小臼歯と右下の大臼歯の2本の虫歯を持っていますが、小臼歯は前の歯との間に虫歯があり真っ黒で、大臼歯は歯の中にうっすら黒い虫歯の影が見えている状況です。そして、どちらも7~8年前からあった虫歯ですが、2~3年に一度レントゲンを撮影しても、ほとんど虫歯が進行していません。

 
じつは、虫歯の進行を遅くするために日々取り組んでいることがあるのですが、それが下記の3点です。

 
夕食後に歯磨きを行い、朝食後も時々磨く。
夕食後にフッ素洗口液かキシリトールガムを使用する。
1日3食決めた時間に食事をする。
 

1. 夕食後の歯磨き

歯磨きでとくに注意する必要がある点は、デンタルフロス(糸)を必ず使うことです。いずれの歯も、隣の歯との境目に虫歯があるので、たとえばカロリーメイトを食べたら食片がつまってしまいます。これを歯ブラシでとるのは非常に難しいので、代わりにデンタルフロスを使うのです。

 
また、左上の小臼歯では、下記2つの理由から歯間ブラシもゴリゴリ丁寧に使います。

 
隣の歯との間にスペースがある。
黒い虫歯は、バイ歯がすでに死んでいるような状態なので、硬くて虫歯が進行しにくい。

 
一方、右下の大臼歯では、歯の中に虫歯があり表面が崩壊していないので、時々唾液を集めて口中うがいをし、歯の表面を強く保つようにもしています。
 

2. フッ素洗口液・キシリトールガム

フッ素洗口液やキシリトールガムは、歯から虫歯菌の数を減少させるだけでなく、砂糖などの甘い食品を食べても歯を溶けにくくする作用があり、虫歯を予防する上でかなり有効なツールになると思います。
 

フッ素洗口液の役割

1. 虫歯菌の働きを抑える
虫歯菌は酸を作る働きを邪魔する
抗菌作用
 
2. 歯を強くする
エナメル質の耐酸性を向上させる(ハイドロキシアパタイトからフルオロアパタイトへの変化)
歯に唾液中のカルシウムを取り込みやすくする(再石灰化)

 
フッ素洗口液の詳細はコチラ
 

キシリトールガムの役割

1. 虫歯菌の働きを抑える
キシリトールは虫歯菌により取り込まれますが、虫歯菌の栄養にはならず酸が生み出されることがありません。そして次第に虫歯菌はエネルギーを消耗し、その数を減少させていきます。結果として、歯ブラシだけでも虫歯菌を取り除くことが簡単になり、さらに虫歯を作らない菌が口の中で増えることにつながります。
 
2. 歯を強くする
ガムをかんだりキシリトールの甘さによって、唾液が多く出る。
歯に唾液中のカルシウムを取り込みやすくする(再石灰化)。

 
キシリトールガムの詳細はコチラ
 

3. 1日3食決めた時間に食事をする

甘いお菓子、アメ、飲み物などのダラダラ食い…たとえば、糖分の入った飲み物を1日何度も飲んだり、アメをいつもなめている習慣は、確実に虫歯を作る原因になります。

 
なぜかというと、甘い物が常に口の中に入っていると、虫歯菌が糖分を栄養にして「酸」を作り続けてしまい、口の中が酸性に傾いてしまうからです。そして、唾液による中和が追いつかず、酸で溶けた歯の表面を元に戻す時間がなくなってしまうのです。そのため、甘い物やその他の食べ物を常時口に入れている状態は絶対に避けなければならず、できれば1日3食(おやつの時間も入れれば4食くらい)の食事の時以外は、食べ物を口にしないのが理想です。この方法だと、歯がとける時間を最小限におさえることができ、虫歯ができにくくなるはずです。

 
虫歯予防の食べ方の詳細はコチラ
 

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