虫歯になりやすい人となりにくい人の違い
虫歯の概要
虫歯になりにくい人が行っていること
1. 鏡を見ながら歯を磨く
歯ブラシ、デンタルフロス、歯間ブラシ、歯磨き粉を使うときに必ず守ってほしいことがあります。それは、「鏡を見ながら使う」ことです。なぜかというと、鏡を見ながら歯磨きをしないと、きちんとまんべんなく食べかすやプラークがとれているか確認できないこと、また歯肉を力を入れて強く磨いてしまう恐れがあり傷ついたり退縮する原因になるなどの理由からです。
2. 食後約15分は歯磨きしない
歯磨きを行う時間について、じつは食後すぐに歯磨きを行わないほうが良いと言われています。これは、食後の口の中は酸性状態で、歯が溶けやすい環境になっているため、すぐに歯磨きをすると「酸」で歯を掃除することになり、歯を溶解する原因になる恐れがあるからです。そのため、唾液により徐々に口内環境が中性からアルカリ性に戻される食後約15分間は、歯磨きを避けたほうが良いということになります。
以前は「1日3回、毎食後3分以内」に歯磨きを行う方法が理想と言われた時期もありましたが、10年ほど前(2019年から)に歯磨きで取り除かれたプラーク(食べかすや細菌で構成される白い塊)が”0″の状態から増えるのに24時間以上かかることが証明されたので、「1日1回、夜寝る前に集中して歯を磨く」方法が良いという風潮に移行していきました。そして最近では、食後約15分間は歯磨きを避けたほうが良いということが分かってきたので、虫歯になりにくい方法として「1日1回、夕食後約15分経過してから歯を磨く」ことが効率的であると言えるかもしれません。
なお、食事の最後をジュース(果汁%にかかわらず)など甘い物でしめくくると、口の中の酸性が中性に戻るまでに時間がかかってしまうので、オススメできません。