虫歯の原因
虫歯の概要
虫歯の原因
どなたでも、一度は虫歯で苦い経験をしたことがあると思います。そしてそのときに、「何で虫歯ができたんだろう…??」と疑問に思った方はいますか?大半の方が、「甘いものを食べすぎたから」「歯を磨いていなかったから」などと、親や人づてに聞いたことを口にすると思います。しかし、実際はまったく別のところに原因があるのです!
じつは虫歯は、ミュータンス菌などの虫歯菌による感染症です。ミュータンス菌は、甘いもの、とくに砂糖などの糖分を食べてどんどん数を増やしていく性質があります。そして、増えた細菌たちは、歯を溶かす「酸」を作り、これによって歯に穴が開いて虫歯になるのです。
しかし、虫歯ができても、歯の表面に穴が開いていない、穴はあるけど浅い(穴がエナメル質まで)などの場合は、そこに唾液が多くあることによって一時的に溶かされた歯は再石灰化して元に戻ります。なぜかというと、唾液にはカルシウムとフッ化物が含まれているからです。
このように、虫歯の原因は何なのかというと、大きく分けて下記の3つのことが関わっています。
●虫歯菌
●歯・唾液(だ液)
●砂糖入りの甘い食べ物
そして、虫歯ができやすい人は…
●虫歯菌が多い
●歯が弱い・唾液が少ない
●甘い食べ物を常に食べている
…ような人が大半なのです。